ジャパンオープン2019 Rootsソフト班のお仕事【準備日】
祝!準優勝!!!
Rootsにとってこの準優勝はとても価値があるのです!
今回の記事では、Rootsのジャパンオープン参戦記を簡単に書いてみようと思います。
自分はソフト班に所属してるので、ソフト寄りの記事になることをご了承ください。
Rootsとは?
RootsはSSLへの参加者を増やすことを目指したチームです
つまりRootsは、日本のロボカップSSL参加チーム数減少を問題視して、新しいチームが参加しやすい環境を作ろうと頑張ってるのです。
全ての始まりはMFT2019から
ジャパンオープンのちょうど2週間前にMaker Faire Tokyo 2019があり、Rootsは出展者として参加しました。
#MakerFaireTokyo2019 無事終了しました。
— Roots - RoboCup SSL (@roots_ssl) 2019年8月4日
たくさんのお客さんに、ロボットのサッカーを楽しんでもらえたと思います。
ありがとうございました。#MFT2019#roots_ssl pic.twitter.com/8s5YkixrPD
2019年のRootsは、まずMFTに向けて動いていたのです。
さてMFT開催中、Rootsの準備態勢はどうだったかと言うと、
- ロボット機械: 8台分揃っている
- ロボット回路: 8台分揃っている
- PCソフト(AIソフト): 展示用のデモが動くだけ
おや、ソフト班の様子がおかしいですね……
ジャパンオープンまで残り2週間
MFTも終わり、大会まで2週間。ロボットは揃っているけどソフトができてない。。。これは非常にまずいです。
なんとまぁ、驚くべきことに、大会開始10日前の戦略ソフトCON-SAI2はこの状態でした😇😇😇#Roots_SSL #RoboCup #CONSAI2 pic.twitter.com/O9wexM7CtJ
— ナベクロ (@nabekuro) 2019年8月18日
大会10日前でもロボットがその場でくるくる回るだけという、去年を思い出すかのようなクオリティです。
なぜこうなったかというと、ソフトを作り直したからです。
去年までのAIソフトウェアがCON-SAIで、
今年はCON-SAI2というものを作っていました。ほぼ、作り直しです。
今年の2, 3月にはベースが出来ていたのですが、そこから僕の会社の研修(小さいロボットが迷路を自動走行するアレ)が始まったので手がつけられなくなりました。
そこで、MFTまでは僕以外のソフト班2人が頑張ってくれました!
ぼくはディフェンスの動きやカバーオフェンスの動き、PK動作などなどを担当して開発しました。うちくん、と雷くん、タイチでめちゃくちゃ頑張って作り上げました。みんなでSSL盛り上げて行きましょう!!https://t.co/fI1bAYBVh9
— ナベクロ (@nabekuro) 2019年8月18日
え、ずるい
— うちくん (@uchikun93) 2019年8月18日
うちくんは衝突回避とゴーリーとball_placementやりました
まだまだ改良していくんでよろしくです🙏#Roots_ssl https://t.co/y8l6ZklKGh
MFT後は僕とリーダーが加わって4人体制での開発です!これでなんとかなりそうですね! (※大会まであと2週間)
CON-SAI2 の開発履歴を動画にしてみた。 大会前からのラッシュが狂ってる… #Roots_SSL pic.twitter.com/xXiDc48ZsP
— TilT a.k.a Taichi (@silvie_c) 2019年8月19日
issue立て、pullreq作れば、みんな神
— と雷 (@chmod_x_akasit) 2019年8月12日
ジャパンオープンのため長岡へ出発
Rootsのスケジュールは、
- 14日:長岡へ出発
- 15日:会場準備日
- 16日:大会初日(予選)
- 17日:大会二日目(予選)
- 18日:大会最終日(決勝トーナメント)
となっていました。
もちろんソフト班のスケジュールは
- 14日:旅館でコーディング
- 15日:会場と旅館でコーディング
- 16日:会場と旅館でコーディング
- 17日:会場と旅館でコーディング
- 18日:勝ち残ったらコーディング
です。当たり前ですよね〜
Rootsの開発スタイル
今回は複数メンバーでソフト開発してたので、GitHubのプルリクエストを作ってマージするという、一般的なソフト開発を採用しました。
ただ、開発スピード早くするためレビューは軽めにしてます。ざっとコードに目を通すくらい。(だって大会まで2週間だからね)
最終的には、この2週間で約300コミット、50プルリク増えました。 (多ければ良いってもんじゃない)
大会準備日
この日は制御のパラメータを調整しました。
CON-SAI2には、制御パラメータ調整用のサンプルプログラムが用意されてるので、それを使いました。
最高速度と、加速度を調整して、PIDパラメータを決めました。
得られた値は D=0, I=0, P=1.0 \(^o^)/
続く。